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~5/26(土)午前 茶摘み作業~

 5/26(土)、地域文化に触れた活動をしようということで、“お茶摘み”をしました。

 神河ではこの時期、自宅敷地内に生えたチャノキ(茶ノ木)からお茶摘みをしている光景がよく見られます。
 今回学園生がお茶摘みをさせて頂いたのは、作畑地区の空き家になっているお家。そして特別講師として地域のお母さん方3名にご指導頂きました。
 
6f603620.JPG
 ポカポカ陽気の中、茶摘みを開始。
 固い葉っぱのチャノキに、この時期スッと伸びている柔らかい新緑の芽。その部分を折り取っては籠に入れていくのですが、お母さんたちのお茶摘みの手さばきの速いことと言ったら…!さすが子どもの頃から数十年の間やってきただけあって、無駄なくどんどん葉を摘んでいきます。

 一方の学園生はのんきなもの。ほのぼのおしゃべりをしながら摘んだり、摘んだ葉の量を比べて競い合ったり、どこで誰かが「夏も近づく八十八夜~♪」歌っていたり…。

 葉を摘み続けること約2時間。大きな籠3つ分という大量のお茶を摘むことが出来ました。(ちなみに、9人の学園生で1つ分、3人のお母さんたちで籠2つ分…。腕前と手際が違います。)


~午後は茶揉み&茶煎り~

 昼食を挟んで午後、今度は“茶揉み”の作業です。多くの家では摘んだ葉を農協に持っていって、いわゆる“お茶っ葉”に加工してもらうのですが、せっかくなのでお母さんたちに教わりながら、釜炒りと手揉みによる伝統的な方法に取り組みました。まずは、大きな釜で摘んできた葉を煎り(いり)蒸し、次に熱く柔らかくなった葉をすぐにむしろの上で丸めるようによく揉みます。お母さんの手つきを見様見真似で、学園生たちも初めは恐る恐る、やがてすぐに大胆に、釜の中の葉を混ぜたり熱い葉を揉んだりと、一生懸命に作業しました。


e1732376.JPG 「煎る」、「揉む」の作業をもう1度繰り返したら、縮れた葉をむしろに敷き詰めて体育館へ。これでしばらく乾燥させればお茶の完成です。ご来園の際には、学園生が作った『やまびこ茶』でおもてなしいたします。

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5/5 はじめてのデイキャンプ
   ~Let's Try!!サバイバル体験~その1.初級編

~プロローグ~

 GW3日目の5月5日。天気は晴。一昨日から体験留学に来ているR君を加え、10人の子どもたちで、川原にキャンプに行きました。

 目的は、自分たちの力で火を起し、焚き火でお米を炊く。ズバリ、自分たちの昼ご飯を勝ち取ること!!

 今日は初めての「飯盒(はんごう)」炊さん。といきたいところでしたが、何しろまだセンターに飯盒がありません。何を使おう・・・センターの周囲にたくさん生えている、竹でお米を炊くことにしました。
 
 
 ~机上de CAMP講習~

 前夜、指導員から色々なキャンプの話がありました。自分たちで食べ物を獲って調理する、雪山で雪洞に泊まる、舟で川を下りながら野営する。君たちには、いろんな可能性が広がっている!!・・・と夢一杯になったところで、さっそく班分け。阿弥陀(あみだ)くじで3班にわけ、大人班を加えて4つの班に分かれました。
 キャンプ活動のねらいは、条件の限られた環境で道具を工夫し、自分たちで必要なものを得る力を養うこと、その達成感を味わってほしいことが1つです。チャレンジのために、いくつか火起こしの約束事をしました。
1.マッチは各班10本ずつ配る。足りなくなったら、大人の前で一発芸をし、面白かったらあげる。
2.他の班からもらい火をしない。
3.どうしても最後まで火がつかない班があったら協力してあげる(手伝いすぎは禁物。)


~いよいよ初めての火起こし、そして炊飯~e16ecf17jpeg

 班で協力し合いながら火を起し、ご飯を炊きます。今回は皆初めてなので、目的を火付けと米炊きに絞り、おかず(豚汁)はセンターで作って持っていきました。また、大人班の火で、野草の天ぷらと棒巻きパンを焼いて皆にふるまいました。

 まず、米とぎ。
 ここからもう、多くの子どもたちには初体験。最初に指導員からやり方を教わると、3、4人の班毎で協力して研ぎました。

 その後、竹筒に米を移す、薪集め、火起こし、炊飯、箸作り・・・といろいろな仕事があります。どんな手順でやれば効率がいいのか。葉っぱや新聞紙に火をつけたはいいが、米も薪も用意していなかった班。指導員が「いつ米炊くの?」と尋ねると、「火がちゃんとついたら」と答え・・・。大丈夫かな、薪なしで、何に火がつくのかな・・・。などという、指導員の心配をよそに、ああだ、こうだ言いながら、全ての班が無事に自分たちの力でお米を炊き上げました。ある班は比較的スムーズに、他の班は一発芸でマッチを補充しつつ。

 センターに帰ると、後片付けと入浴まで、しっかり自分達でやりました。ここで、見学のR君とはお別れです。学園生たちは再会を誓い、玄関の外まで見送っていました。



~エピローグ・・・ふり返り & 次回の目標~

 夜、キャンプの反省会をしました。どんなところが悪かったか、次の目標は?と話し合い、次回への闘志を膨らませ、床につきました。学園生から挙げられた次回の目標は、マッチを少なくする、太い薪を有効に使う、野営する、自分で獲った魚で食事を作る、など。楽しみですね。

5/3(木)、竹のマイ箸作りから約1ヶ月。続いて今度はマイお茶碗を作ることになりました。
 講師として壇上幸宏さん(新田)をお招きし、まずは茶碗が作られるまでの過程を説明して頂きました。今回教えてもらうのは“ひも作り”という、細く伸ばした粘土をわっか状に積んでいき、最終的にお茶碗の形にする方法。これが乾いただけのもの、これが素焼きした状態、釉薬を塗って本焼きした完成品がこれ…と差し出される見本を、檀上さんに勧められるまま割ってみたり舐めてみたり、すでに興奮気味の学園生たちでした。

06482a1ajpeg その後場所を体育館に移し、ろくろを用いていざ茶碗作りスタート!「茶碗作りには個性が出る」と檀上さん。まさしく…ちょっとの歪みも許せず修正を繰り返す子、大体でいいだろとさっさと切り上げる子、何度やってもペシャンコのバケツのようになってしまう子…等々、各々の茶碗作りの様子に納得あるいは意外な一面が見られたひとときでした。

 茶碗が焼き上がり、学園に届くのは6月。「茶碗まだ届かへんの~?」と、首を長くして待っている学園生たちです。
 この日は親子で山菜採りを行いました。
 前日から学園生の保護者が来園し、久しぶりの親子の対面に学園生はおおはしゃぎ。午前中は3グループに分かれ、それぞれ山菜採りに向かいました。

 (沢沿いで山菜を採っていたら、サワガニを発見!いつのまにやら、山菜ではなく、カニ捕りに・・・)



 タラの芽、コシアブラ、ゼンマイ、ワラビなどの山菜の他、イタドリ、タンポポ、ユキノシタ、カラスノエンドウ、ヨモギなど、たくさんの種類の植物を採集しました。

 センター生活では、毎朝、朝のつどいを行っており、毎回、指導員が自然に関する話をしています。そこで少しずつ食べられる草を覚えてきた学園生達。この日も張り切って、食べられる植物をいろいろと採って帰っていました。


 一方、センターの下の体験交流館では、地域の方々が、採ってきた山菜を天ぷらに揚げてくださったり、餅つきや混ぜごはんを用意してくださいました。学園生達も一緒にやらせていただきました。
 地域の人達に混じって、学園生は親子で昼食をとり、それぞれの時間を楽しみました。


(餅つきは大変だけど楽しいよ・・! )
 学園生が下校してくると、全員で足型をとりました。脱衣場に集合し、指導員が、「3月にももう一度足型を取ります。一年で足の形がどう変わるのか、自分で実験してみよう」とお話しました。山村留学生はたくさんの距離を歩くので、扁平足の子が、一年できれいな土踏まずを発達させることがあるのです。 
 (どんな足型が写るんやろう・・?)

 脱衣場で、墨をしみこませた雑巾に右足を置き、その足を、隣に置いた画用紙にペタンと下ろします。そうっと右足を離すと、そのままお風呂に直行。足をきれいに流して終わりです。皆、自分の足型に満足そうな顔をしたり、ショックを受けたり悔しがったり。様々な反応を示していました。3月には、2つの足型を比べてみることになります。今から、楽しみですね。
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