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 天候に恵まれたこの日、歩いて川原まで行きました。朝のうちに、自分たちが食べるおにぎりをそれぞれ握り、いざ出発。中には、なかなか形にならず、最後には両手一杯くらいの大きなおにぎりを握り、皆を驚かせた子も。
 (おにぎりの具は何にしよう?)


 今日は、センターの前を流れる越知川を、上流方面に向かって歩いていきました。学園生は、本当に好奇心旺盛。何でも口に入れて試してみなくては気がすまない様子です。道すがら、生えている草をとっては指導員に食べられるかを尋ねて、かじってみていました。しばらく、川沿いを行ってから、お昼ご飯を食べるために川原へ降りました。 
 入園後初めての川遊びだったので、皆うれしくてたまりません。おにぎりを食べ終えると、川をせき止めて遊んだり、石についた川虫を見つけて興奮したり。靴をびしょびしょにぬらしながら、おおはしゃぎで遊びました。


 (川で水のせき止めごっこ)
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危険探しマップ作り(午前)

 1週間学校に通い、そろそろ通学路の様子もつかめてきました。細長い模造紙に、日頃見てきた通学路の危険な場所「製材所の材木」、「道が細くて、車の通りが多い場所」等、10近く出されたポイントを9人で分担し、用意された紙の上に、イラスト入りで自由に書き込んでいきました。 お絵描きに夢中になり、途中からは半分落書き??結果は、素敵な芸術品に仕上がり、皆で廊下に張り出しました。危険箇所をイメージしながら書き込むことで、危ないところへの意識が少しは高まったかな?
 (完成した絵地図は、センターの廊下に貼り出しました。)

五右衛門風呂、かまど、囲炉裏の体験(午後)

 午後からはセンターの下にある体験交流館で、昔の人の生活文化を体験しました。交流館は、かまど、囲炉裏、五右衛門風呂を備えた施設です。たまたま遊びに来た、地元の子7人を交え、米炊き班、鍋作り班、風呂焚き班に分かれて準備しました。
 夕方、苦労して焚いた五右衛門風呂にはいって体をきれいにすると、囲炉裏を囲んで夕食を食べました。夕食の鍋の具は、ご近所に頂いたボタン肉(猪)と、自分たちで切った野菜。また、お母さん(笹倉職員)がしょうがで下味をつけてくれた鹿肉は、炒めていただきました。鹿肉はやわらかく、子どもたちに人気でした。


 子どもたちは初めて食べるかまどのご飯がすごく甘くてモチモチしていることに大変驚いていました。
 翌日、いつもの炊飯器で炊いたご飯を食べながら、「やっぱり、かまどで炊いたご飯は違ったねぇ」と、感慨深くつぶやいている姿が印象的でした。

 
(はじめちょろちょろ、中ぱっぱ・・) 
      (炉端で食べると、自然に姿勢が正されるので、礼儀作法にも、よい練習になりますね。)     

          
 山村留学では、太鼓や民舞による表現活動を大切にしています。これから収穫祭に向けて、太鼓や民舞の練習をしていくことになります。4月はまだセンターに太鼓がなかったので、指導員の2人がテープの太鼓に合わせて、岩手県に伝わる御神楽という踊りを披露し、その後、沖縄の三線を紹介しました。
(※5月から、本格的に学園生の太鼓練習がスタートしています。)



 (珍しい三線にみんな興味津々) 



 さて、この日、学園生の前で流したカセットテープには、他にも何曲か収録されていました。それらが流れると、曲の雰囲気に合わせて何人かの学園生が即興で踊りだしました。観客の学園生や大人は、そのユニークさに腹をかかえて笑い、表現力の豊かさにすっかり感心してしまいました。
 見ていた学園生も、刺激されて徐々に舞台に上がり始め、最後には多くの学園生によって、即興で「桃太郎」の劇が行われた程でした。




(いざ、勝負!)              (桃太郎さーん、桃太郎さーん)
竹でマイ箸作り

 4月8日の活動は、一年間自分が使うお箸作り。

 山村留学生として持つべき心構えは何でも自分で体験して覚えること。そして、ないものは物でも時間でも自分の工夫と努力で作り出すこと。今日の活動はその導入編です。

 「竹のお箸をつくろう!」
 ・・・で、竹は?
 もちろん用意されていません。みんな、ノコギリを手に、川の向こうの林へ出発。1本の竹を前にして、まず「この竹をどっちにどう倒せば危なくないか」、みんなで考えました。子ども達は、見当がつかないなりに考えます。「そっちに倒すと、屋根に当たっちゃうかもしれないから・・」「この木のつるを使って竹をこっちに引っ張りながら切ったら・・・?」
 作戦が決まったら、順番にギコギコ、不慣れなノコギリを使って切っていきました。

 
(竹の切り出し作業。ふもとの家に当たらないよう、倒れる向きを考えて、慎重に・・・)

 切り倒した竹をかかえてセンターに持って帰り、いよいよ箸作りです。
ノコギリで好きな長さに切り、ナタを使って好みの太さに割って、ナイフで慎重に削っていく・・・のですが、これらの工具に不慣れな子もたくさんおり、ノコギリで竹を叩いて割ろうとしたり、ナイフを手前に向けて力いっぱい削っていたり・・・見ている指導員もヒヤヒヤです。
 しかし、アドバイスはしても、やってあげる、ことはしません。

 (よし、竹を切るぞ!)

 「これやって!」と人任せにする子はどんどん作業が遅れていきます。しぶしぶ、不器用に、なれない工具を使いこなそうと懸命になる子たち。出来上がった箸は、今にも折れそうな爪楊枝タイプだったり、いかにも持ちにくそうな極太タイプだったりと、いささか不恰好ですが、努力と苦労の詰まった最初の作品、味のある箸になりました。
 さっそくその日の夕食から、マイ箸活動開始。「この箸、太くて持ちづら~い!!」・・・じゃあ、どうしたらいい?もうわかるよね。

 (お箸作りに夢中になる子どもたち)

 第1期生の最初の休日。まずは自分たちが暮らす地域がどんな場所であるのか知り、地域の人たちにご挨拶して歩こう、ということで、センターから大畑(隣の地区)のお宮さんまで、往復6km余りの道のりを、自分の足で歩いてみようと出掛けました。
 (入園式の時に持ったミツマタの群落を発見。)

 街育ちの学園生たちにとって、農山村はものめずらしい光景ばかり。教えてもらったばかりの山菜や花を摘むことに夢中でちっとも足が進まない子、正面の山並みを見て「山っていう漢字に似ているー!」と歓声を上げる子、製材所できれいなかんなくず(かつお節のように、薄っぺらい紙状の削りカス)を拾って、「すげー、もって帰っていい!?」と興味津々の子・・・。価値ある「道草」に興じた学園生たちでした。

 
(地域の人にごあいさつ。これからお世話になります。)

 途中、作畑地区の観音様と大畑地区のお宮の大杉さん(胸周10mの巨大杉)に、「この1年間どうか楽しく安全に過ごせますように・・」と全員でお参りしました。


 地域の皆さん、土地の神様、どうか9人のやんちゃっ子たちが、すくすくと、実りある1年を送れますよう、よろしくお願いします!
 (大杉さんの下で。9人の学園生たち。)

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