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4c394a4fjpeg5/3 畑起こし
 いよいよ、農作業がスタートしました。センターから川向こうに見える足立さんのお宅に畑の一部をお借りし、タニカワ職員指導のもと、まずは畑起こしです。

 畑に作物を植えるには、まずその苗床となる土をふかふかにほぐしてやらねばなりません。(神河では、畑を起こす、ではなく、かじく、と言うようです。)普通なら耕運機など機械を用いるのですが、山村留学生は鍬(くわ)を用いて手作業で挑戦。

 「わしらでも鍬で全部かじくなんて、よ~せんわ。」
地元の方々もあきれつつ見守る中、一人ひとり鍬を渡され、地道な作業を開始しました。

 鍬を振っているのか鍬に振られているのか、不慣れな重作業にまもなく「もう疲れた・・・。」「手にマメが出来てイタイ~」の声。

 入園式や農家対面式のときにこぞって、「農作業が楽しみです!」と言っていた学園生たちでしたが、その現実の厳しさを知り、途端にトーンダウンです。しかし、疲れたからと言ってサボれば、その分終了が遅れるだけ。しんどい作業ながら、がんばって最後まで終わらせました。

 終わってみれば土と汗にまみれ、ヘトヘトの一行。この苦労が作物と、そして学園生たちが立派に育つための、この上ない栄養となりますように・・・。

5/12 夏野菜の植えつけ
 午前中は田植えを行いましたが、午後からは畑に作物を植えました。

 キャベツとレタスが見分けられない・・・なんていうこともありがちな現代人。まして、学園生にとって、まだ植える前の苗の状態では、どれが何の作物だかさっぱりです。それだけに、物珍しそうに苗のポットをじっくり観察。
 「この紫っぽいのはナスじゃない?」
 「この苗、トマトの匂いがする!」
小さな新発見に、興奮気味の学園生たちでした。
 
 ポットから苗を土ごと引き抜き、畝(うね)に穴を掘ってそっと植え、土をかぶせます。日常生活は少々(いや、かなり?)ドタバタ騒がしい学園生たちですが、このときばかりはさすがに、慎重。
0d955c52jpeg
 トマト、ナス、きゅうり、ピーマン、ししとう、サツマイモ、スイカ・・・等など、作物によって植え方が異なることを教わりながら、丁寧に植えていきました。

 学園生たちによって命を吹き込まれた山留畑。自分たちの畑であることを忘れずに、まめに世話をしてあげれば、まもなく売り物では味わえない、とびっきりおいしいトマトやきゅうりを頬張れることでしょう。



~農作業について~
 学園生たちは年間を通じて、田畑を中心に様々な農作業をします。”野菜の収穫体験”のようないいトコ取りではなく、固い土を鍬で起こし、腰をかがめて雑草を抜き、害虫や悪天候に泣かされ・・・そんな地道な農作業を、さらに可能な限り機械に頼らず手作業で、取り組んでいきます。そうして苦労したからこそ味わえる収穫の喜び、または、どんなに汗して働いても凶作という結果があるという農家の現実、努力だけではどうしようもない自然の力への畏怖(いふ)など、いろいろなことを感じてもらいたいと思っています。農家のたいへんさ、ありがたさ、汗して働く気持ちよさ、労を厭(いと)わず働くことの大切さ、精魂込めて作った作物のおいしさ・愛しさなど、農作業を通じて、現代失われがちなたくさんの大切な心を育てていってほしいと思います。
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