いきさつ
この辺りでは、よく旧暦で行事を行います。5月5日の端午の節句も、ここでは6月に行います。多くの家では、6月まで鯉幟が掲げられています。「学園生に地元の伝統行事を肌で感じてもらいたい」という思いから、端午の節句に食べる柏餅作り(※ここでは、柏餅も「ちまき」と呼びます)を教えていただけないか、作畑区長にお願いしました。ちょうど6月3日(日)は、地域のスポーツクラブ(以下、略記SC)のイベントがあるので、その中で一緒に行っていただけるとのこと。センター内(体育館横)にSCの事務所(クラブハウス)が設けられているので、その設置記念イベントです。
準備(石臼で餅粉挽き)
前々日の金曜日の夜、区長さん方が石臼を持ってきてくださいました。もち米とうるち米を臼で挽き、餅粉を作るためです。もち米は、その日のうちに、区長さんらが挽いてくださり、うるち米は翌日、5年生以外の学園生3人(5年生は自然学校中)で挽きました。
5年生が帰ってきて久しぶりに全員がそろった2日夜、指導員から、端午の節句についてのレクチャーがありました。
日曜日は朝8時頃から地域の方々が集まり始め、朝早くから、センター下(プール前)でグラウンドゴルフ大会も行われていました。センターのグラウンドには、ゴルフ練習用ネットも張られました。また、玄関前には、紫色の手作りの旗が掲揚され、体育館横のクラブハウス(事務所)には、看板が取り付けられました。
いよいよ柏餅作り
8時半頃から、体験交流館で柏餅作りと餅つき(紅白餅と苺大福作り)が始まりました。地域の子どもたちも何人か加わり、お母さん方に作り方を教わりながら、粉をこね、餡を丸め、包んで葉っぱにくるみました。(葉っぱは、柏とサルトリイバラ=カンキラ、サンキラ。前日に湯がいて灰汁抜きしました)
何十人ものお年よりや親子が来てくださり、一緒に餅や柏餅、お母さん方特製の「キムチ肉じゃが」を頂ました。また、囲炉裏端では、お父さん方が歓談していました。
午後もお楽しみ
~ドッジボール、そして学園生は、太鼓練習
早めの昼食を終えると、午後は、子どもたちと若いお父さんお母さんを中心に、体育館でドッジボールやバドミントンで白熱しました。
終わってから、入浴までの時間を利用して、参加していた近所の高校生や小学生数人を交え、太鼓練習を行いました。彼らは地元の和太鼓集団「桜鼓衆」メンバー。太鼓のベテランたちです。(※ちなみに、桜鼓衆の事務局長はセンター長。)途中で三宅を少し披露してくれた時、学園生は羨望の眼差しを送っていました。
午後は「ふれあい喫茶きちゃった」が開店
一方、体験交流館では、午後も地域のお母さん方が集い、にぎわっていました。今日は、「ふれあい喫茶きちゃった」の営業日なのです。午前中100個の柏餅を作った彼ら。「午後はまたさらに200個作ったで!」とのこと。一個25円の破格の値段で売られたこの柏餅ですが、この日の午後は、延べ53人のお客さんが「きちゃった」を訪れていました。
PR