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 夜7時。越知川沿いに細長く延びる作畑集落の、一番上手に集合しました。
 ここから集落の一番下手まで、「きつねがえり」のかけ声を唱え、爆竹を鳴らしながら歩いていくのです。

 御幣をつけた2本の竹のうち、1本を上手に置いておき、1本を親役の人が手に持って歩きました(左下写真)。

きつねがえりのかけ声♪
(親)わりゃなにそうろう (子)わかみやのまつりとて きつねがえりそうろう
(親)もうひとこえ しょもうしょう (子)ごじょなりそうろう
(親)もうひとこえ かりもうそう (子)わいわいわーい

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※きつねがえり
 悪さをするきつねを集落の外に追い払う、あるいは、お正月の最後に神様であるきつねにお帰りいただく、という意味があります。ここ作畑では、前者の意味が強いということです。地方によっては、きつね狩りと呼ぶところもあります。他地方にある類似の行事として、他にナマハゲ、鬼追い、鳥追いなどがあります。


 集落の下手まで来ると、親が持ってきた竹を置き、全員無言で戻ります。
 声を出すと追い出したきつねがまた追いかけてくるから、という言い伝えによるものです。
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 最後はみんなで集落中央にある公民館に集まると、祝詞が唱えられ、女性方が昼間から準備して下さった鍋を囲み、みんなで宴会を催しました。子どもたちの席も設けられ、9時までお鍋やおやつを頂いて帰ってきました。
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 男の人たちは子どもたちが帰った後、「この日だけは許されるんや~」ということで毎年恒例の花札などに興じました。

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