~花祭り お釈迦さまの誕生日~
5/8(火)、神河町の各集落でこの日、お釈迦様の誕生を祝う“花祭り”が行われました(一般的には4月のところ、旧暦により5月)。地域の方からお誘いを頂き、学園生たちも学校帰りに作畑の正覚寺へと向かいました。
お寺の中には色とりどりの花で飾られた小さなお堂が設置されており、中央にお釈迦様の像が立たれています。そこにそっと、ひしゃくで“甘茶”をかけて礼拝します。普段は動物園のような騒ぎようの学園生たちも、さすがにこの時は厳粛な雰囲気に。砂糖を入れなくても甘い不思議な味の甘茶も飲ませていただき、貴重な経験を積ませて頂いた学園生たちでした。
ちなみに花祭りの日、昔、各家庭では、お仏壇に「七色のおかず」(フキや筍など、七種類のおかず)と、「ねんねん茶」と呼ばれるお茶を供えたそうです。作畑地区にすむあるおばあちゃん(イノウエ職員の祖母)は、今でも、母親から教わったという風習を受け継いで、毎年、花祭りの日には、ご先祖様にお供えしているそうです。
このことを教わった指導員は、さっそくおばあちゃんにねんねん茶の草の生えているところを教えていただき、採集して、翌朝の朝のつどいで学園生に紹介しました。
飲んでみると、少し甘く、ちょっとかわったほうじ茶、という感じがしました。
ねんねん茶は、蔓性の多年草で、茎から、5枚の葉っぱが5本指のように生えてくる草です。ところで、この草、正式な名前はなんと言うのでしょうか・・・??