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1月6日、学園生9名は元気に帰園しました。8日が始業式。というわけで、7日は1日自由な時間がありました。センターでは特に予定がなく、学園生たちの自主的な活動にまかせていました。


朝、学園生のKが・・・「ねえ、歩きたい!どこか歩いていい?」彼は、収穫祭の個人研究で、「歩く」をテーマにして以来、徒歩の旅の魅力にすっかりとりつかれてしまった様子。

数十分後、4人の男子がぞろぞろ。「4人集まったから、子ども同士で行っていい!?」

行き先は?水と食べ物どうするの?何時までにもどる?
「・・・・えーっと。」その後ブツブツ相談しながら急いで計画を立てていました。
最低限の安全確認だけしっかりすると、電話代を100円ずつもたせ、10時半に彼らは出発。

出発前の様子
61a1e04d.JPG









夕方5時過ぎ。予定時間をちょっとオーバーして、彼らは戻ってきました。
センターから、峠を越えて隣町の生野銀山まで行って、ついでに銀山でちょっと遊んで、帰ってきた、とのこと。
b.JPG
5時過ぎて、センターから10分ばかり歩いて彼らを迎えに行った指導員に、
「白口の墓場がいちばんこわかったよ~」
「おばちゃんにお菓子もらった!」
「ケンカしてる間は、歩くのがいちばん早かった!」
など、矢継ぎ早に報告する少年たち4名。
起伏に富んだ彼らの旅路。往復で26,7キロくらいでしょうか。

子どもたちだけで計画して、みごとに実行された小さな旅。
帰り道で出会ったときは、本当にいい顔していました。


男の子4人に刺激されて、女の子2名も、自分たちでおにぎりをにぎり、近所に出かけていきました。ついでに?「地域のお宅でおせち料理をいただいてきた!おにぎりあるからいいです、って必死で断ったけど、いいからあがってけって言われた!」とうれしそうに話す女の子たち・・・。
他の子どもたちは、センターに残って、近所の子どもたちと遊んだり、宿題の残りを頑張ったり。
竹細工に凝っている子は、ひとり黙々と竹ぼうき作りに挑戦・・・。
誰に言われるでもなく、おもちゃがあるでもなく、それぞれが自分でやるべきことや楽しみを見つけ、夢中になった1日。

「いつのまにか成長したんだな」指導員にとってもちょっぴりうれしい1日でした。
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