神河やまびこ学園 第１期生入園式

入園おめでとう！！

　４月５日は、待ちに待った神河やまびこ学園第１期生の入園式でした。

　午後１時過ぎ、新入生の９家族が順に来園しました。
　部屋に荷物を運び、式の練習を軽く済ませると、旧越知谷第二小学校で使われていたままの体育館で、式を行いました。学園生はもちろん、建物、備品、職員、すべてが真新しい状態でのスタートです。

　神河町１５年間の里親方式による山村留学の歴史を経て、様々な地域の方々や、役所の人々の苦労の下に立ち上げられたセンター。町や教育委員会の方々の熱い思い、「やっと入園式を迎えられた・・・」という感慨が、会場の端々からひしひしと伝わってくる式でした。  　
　(最前列に並んだ新入園生たち。少し緊張しているのかな・・。)　

　学園生はミツマタの花を１人１枝ずつ手に持って体育館に入場。会場の正面に置かれた卓上の花瓶に枝をさし、最前列の学園生席につきました。１つの花瓶に、１本の木からとった９本の枝を１人ひとり挿していく動作には、「これから１年、次にこの花が咲くときまで、仲良く暮らしていきます」という誓いの意味がこめられています。
　学園の自己紹介や代表あいさつでは、緊張のために声が小さく、途中からマイクが差し出される場面もありました。
　
　ちなみに、入園から２週間あまり経った農家対面式の自己紹介では、９人全員が、比べものにならないくらい自信に満ちた声で、しかもユーモアたっぷり、メリハリの効いた大きな声を、グラウンドいっぱいに響かせました。これには周囲の大人の誰もが驚きました。


　翌日、初登校すると「山村留学生を迎える式」があり、今度は越知谷小学校の全校生徒と先生たちが、温かく迎えて下さいました。

　　(入園式の記念撮影)